読み聞かせを通じた親子間の趣味の共有:我が家の事例から

※この記事は、
子育て 読み聞かせ Advent Calendar 2013 - Adventar
の12/14分のエントリーです。

うちの子について

うちの子は4歳です。
男の子は大体鉄道か自動車のどちらかが好きなもの、とよく言われますが*1、うちの子の場合は圧倒的に鉄道です。最初に読めるようになった漢字は「回送」ですし、アルファベットも、C,D,E,F*2,J,Rは間違いなく読めるようになりました。

好きな本

そんなうちの長男の大好きな本は、というと…

まず挙げたのは、私が読む鉄道雑誌です。Amazonから届いた最新号をリビングの書棚に突っ込んでおくと、勝手に取り出して読んだりするくらいには、好きなようです。私と家にいる時には読んでくれとせがまれることもあるので、記事を適当に要約してやったりします。
因みに、上掲3誌を彼が独りで読む頻度は、ファン>ダイヤ情報>ジャーナルです。概ね写真比率の順ですね。文章を読んでいる様子はないので、絵本扱いなのだと思います。

というわけで、今では筋金入りの鉄として私と趣味を共有してくれている彼も、もちろん最初からこうだった訳ではありません。
絵本を入り口に興味を持ち、疑問に思ったことには都度答えて知識欲をバックアップ。さらに体験として、その車両に一緒に乗りに行く、ということを繰り返していった結果、こうなりました。

今年は特に、子供が4歳になったこともあり、いろいろ乗りに行きました。
2月には、十日町(新潟)まで臨時特急に乗って行きました。乗ったのは485系特急電車。この表紙の電車です。

この絵本はうちの子のリアル志向にマッチしたらしく、しばらく繰り返し読む時期がありました。何度も読んだ絵本と同じ電車に、かなり興奮していました。

9月には、日帰りで大阪の交通科学博物館に行きました。そのきっかけとなった絵本はこちら。

この本は、親子でほぼ丸一日掛けて、東北新幹線終点の新青森から九州新幹線終点の鹿児島中央まで新幹線を2回乗り継いで行く、という、リアルにやったら相当大変そうな旅のお話です。沿線やその近く*3の名物などが事細かに描き込まれており、ちょっとした旅気分になれる、楽しい絵本です。
絵本の中で新大阪駅のホームのシーンがあり、東京では見られない新幹線*4を見たくて連れて行けということになり、行くことにしました。この体験はかなり強烈だったようで、時々思い出したように「あの時色々見て楽しかったねえ」と言ってくれるのが嬉しいですね。

まとめ

というわけで、読み聞かせを通じた趣味の共有には、

  • 読み聞かせで興味を持たせる
  • 旺盛な知識欲に応える。疑問は可能な限りフォローし、不足なら勉強する。
  • さらに楽しい体験を絡める。

というやり方が効きました、というお話でした。

*1:実際のところ、これってどれくらいの割合で当てはまるんですかね?

*2:機関車の形式名に多い

*3:ただし日本地図レベルで

*4:「ひかりレールスター」、「さくら」など

iPhoneの公式地図アプリが改善されたというので早速見てみた

iPhoneの公式地図アプリのデータが改善された、というので、早速見てみることにした。

f:id:el-condor:20130312014343p:plain

なるほど。
駅の位置も正しくなっているし、結構使いやすくなっていそうだ。
ここまで地図データを改善するのには並々ならぬ苦労があったろう、と、かつて地図アプリプロバイダに居た身として想像してみる。本当にお疲れ様、だ。

しかしこれだけ地下鉄の路線が入っていると、広域にしたら大変になるな、と思ったら案の定、というのが下図。大変にカオスな状態。

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...まだ改善は必要そうだ。

ただ、動作は軽快なので、個人的にはApple公式地図アプリは嫌いではない。
データさえよくなれば、もっと使いやすいアプリになるはず。この調子で、今後も頑張って頂きたい。

参考までに、いくつかスクリーンショットを撮ったものを載せておく。
全部鉄道絡みの視点なのはご愛嬌。

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久闊を叙す

この日、Ruby20周年記念パーティに参加した。
昔の、そしてこれからのRubyの色々を聞いたりすることができ、有意義な時間だった。

ところで、その際に、前職の元同僚のYさんと話をした時に、Sさんを紹介された。YさんとSさんは、昨年末のRuby忘年会で知り合ったんだそう。

「あれ、もしかして...」

Sさんと私はお互いに、顔を見合わせた。

そう、私とSさんは、古い知り合いだったのだ。10年以上前、院生だった頃に勤めていたバイト先で一緒だった。
「いやあ、久しぶり」その後は、昔話に花が咲いた。

Rubyのおかげでもたらされた、そんな、10数年振りの再会。

遅ればせながら、Ruby20周年、おめでとうございます。

ltsv RubyGemsを勢いで作った

何かLTSVが自分の中でヒットしたので、勢いでRubygemsを作ってしまった。
Perlがある*1んなら、Rubyであってもいいよね、と思ったので。

公開はしているが後悔はしていn(ry

https://rubygems.org/gems/ltsv
https://github.com/condor/ltsv

当方の用途では改行やタブがデータに含まれる懸念があったので、対応できるよう"\n"とかにすることにした。

# parse string
string = "label1:value1\tlabel2:value2"
values = LTSV.parse(string) # => {:label1 => "value1", :label2 => "value2"}

# parse via stream
# content: as below
# label1_1:value1_1\tlabel1_2:value1_2
# label2_1:value2_1\tlabel2_2:value2_2
stream = File.open("some_file.ltsv", "r")
values = LTSV.parse(stream)
# => [{:label1_1 => "value1_2", :label1_2 => "value1_2"},
#     {:label2_1 => "value2_2", :label2_2 => "value2_2"}]

# dump
value = {label1: "value1", label2: "value2"}
dumped = LTSV.dump(value) # => "label1:value1\tlabel2:value2"
# value must respond to :to_hash

友人の転職

前職の元同僚が転職先を決めたという。だが、そこは、2ch情報システム板でも勇名を馳せ続けている*1、ブラックさを誇る企業。当方も若かりし頃転職の内定を得た*2。内定後に聞いた話を考えるに、典型的なブラックだったであろうと思われる会社である。

前職の会社に対しては、不満もいくらかあったが、SI業界の一次請けとして見れば、格段に悪い訳ではなかったというのが私の認識である*3。 確かに、彼は決してポジションに恵まれたとは言い難く、そこに対する不満は根強かったのだと思うし、理解もできる。 だが、一次請けにいるというだけで、SI業界全体を見渡した時、そのポジションは下位に連なるN次請け(N>1)よりはずっと恵まれた環境にある。そのことを彼がきちんと理解しているのかどうか、不安がある。

という話を、彼と話す機会があったのでしたのだが、聞く耳は持ってもらえなかった。 どう言えば良かったのか、そもそも話すべきだったのか、話す意味があったのか、今でも迷う。

彼の転職先は、元は二次請け専門の企業であった。今は一次請けメインである、と彼は聞かされたと言う。 ところで、この業界の満足度は概ね契約階層と強い相関がある。そして、彼が内定した会社の某転職口コミサイトでの評点は、前職会社と比べて明らかに低い*4。この評点は、明らかに他の大手二次請け企業と同レベル。

何より、彼と直接話をして、彼が、入社後の自分の業務イメージを描けているようには思えなかった。言語化できないがイメージは認識できている、という風でもなかった。それが、彼と話した後、「あいつ大丈夫かな」という不安を強くした、最大の理由であった。 先の自分の転職もそうだし、前職の別の後輩がフリーになるというという話を聞いた時も心配はしなかった。彼らは、その点はしっかりしていたから。

自分の不安が的外れで、彼の転職後の仕事が巧く回ってくれることを祈る。

*1:尚、同社のスレはすごい勢いでコピペが繰り返されており、同社に対する怨恨or執着の深さを伺わせる。

*2:前々職会社への転職時。最終的には入社しなかった。

*3:格段に良い訳でもない。要するに並

*4:5段階で1ポイント以上低い