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古生物学への興味、または私は何故6歳児にドーキンスを読みかせするに至ったか

nurturing advent calendar

この記事は、 お子さん、どんな本読んでる? Advent Calendar 2015 - Adventar の12/20のエントリです。

古生物学への興味

先日、かつて割と電車一辺倒だった子供の興味が、古生物に移りつつあることについて書きました。 そこで、どうせ興味を持つだろうと思って、図鑑を買うことにしました。それがこれです。

大昔の生きもの (ポプラディア大図鑑WONDA)

大昔の生きもの (ポプラディア大図鑑WONDA)

  • 作者: 土屋健,大橋智之,奥村よほ子,川辺文久,木村敏之,小林快次,高桑祐司,中島礼
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2014/07/09
  • メディア: 大型本
  • この商品を含むブログを見る

最初、本屋でこの本の現物を見せた時には、表紙の絵のアノマロカリス*1やペデルベス*2などを大層怖がって「こんな本怖いから要らない」などと言っていたのですが、興味を持つだろうと思って秘密裏にAmazonで取り寄せました。取り寄せた後現物を見せたら、最初は激しく拒否したものの、添付の小冊子なら出てきても怖くない*3、とのことでリビングに持って行きました。 そのうち気がつけば暇さえあれば愛読する書籍の一つになっており、朝、出かける準備で忙しい時間にも、合間を見て読んでいたりします。面白いのはわかるが、さすがに朝の忙しい時に読んで夢中になって準備後回しはやめてほしいんだけど、父ちゃんは…

この図鑑の良いところは、化石の写真をきちんと載せているところですね。 先のエントリで、息子にミュージアムショップで化石を買ったことを書きましたが、その中に「直角石」というのがありました。うちの子はこれを図鑑から目ざとく見つけてきて「図鑑に載ってるのがあったよー」と教えてくれました。こういうことができるのも、写真が綺麗な図鑑ならではですね。

親の威厳

ところで、古生物学について、私の知識はさほど深いものではありません。地質年代*4も、どれがどの順だっけ、と迷うくらいにはあやふやなものでした。そして、興味を持った時の子供の記憶力というのは、40手前のおっさんのそれを遥かに凌駕します。となると、ことは親の威厳に関わります*5。鉄道領域では何とか保った威厳を、ここでも保てるか。勝負の時です。

となればどうするか。その業界の第一人者が書いた本を読み込む以外の選択肢はありません。

というわけで買ったのがこちらになります。

祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 上

祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 上

祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 下

祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 下

というわけで読み始めたところ、「それってどんな本なの?」と子供に聞かれました。「進化のことについて書いてある、大人向けの本なんだよ」と説明したところ目をキラキラ輝かせて、

「それ読んで」

と。

いやいやいや、ドーキンス読んでも解らんでしょ6歳児には、と思って、大人向けだから難しいよ、と断ったのですが、「じゃあわかるように読んで」と。いやそれ無理。 なので、「わかるようには難しいから、そのまま読むけどいい?」と聞いたら、「いいよ」とのこと。

なのでそのまま読んだのですが、ドーキンスの文章って比喩が多くて、子供に説明し難いのですよね。大人でも多少難解だったり誤解を生じるなどの批判もあるくらいで。 ですが、読んでいる間、子供はわかったようなわからないような顔はしていたものの、きちんと聞き入っていました。

1節を読み終わって、「で、わかった?」と聞いたところ、「よくわからないけど楽しかった」とのこと。 内容がわかるかどうかよりも、子供の興味関心に付き合う、ということが大事なのかもしれませんね。

*1:下に大きく描かれている海老のような生き物

*2:中央左の赤い目の両生類

*3:冊子が小さい分絵が小さいから怖くない、というロジックだった模様

*4:カンブリア紀とかオルドビス紀とか白亜紀とかの時代区分

*5:なお家内は早々に諦めた模様