この記事は、家庭を支える技術 Advent Calendar 2014 - Adventarの12/16のエントリとして書いたものです
#期日に間に合わずすみません
サーバ技術
我が家でも、他の皆様のようにスケジュールを共有しているわけですが、我が家の場合には、このクラウド全盛の時代にも関わらず自宅サーバを利用しています。
我が家のサーバは、http://www.apple.com/jp/mac-mini/:Mac mini (late 2014)。つい最近、5年間使った先代サーバから移行しました。
実のところ、OS X Serverを利用できるIaaSがあればすぐに乗り換えてもよいのですが、残念ながら寡聞にして知らないので、オンプレミス環境で使っております。
OS X Serverは、使われている事例はあまり聞きません。ですが、以下のような機能を標準で装備しており、SOHOや中小企業向けにはそれなりに間に合うスペックだと思います。
- スケジュール管理機能(CalDav)
- アドレス管理機能(CardDav)
- Webサーバ(Apache httpd)
- メールサーバ(Postfix)
- LDAPサーバ(OpenDirectory, OpenLDAPベース)
- VPNサーバ(L2TPなど対応)
- MDM(Mobile Device Management)機能
- Wiki
スケジュール管理機能については、権限委譲設定を、Mac標準のカレンダーアプリからできたりします。我が家では、これで、
- 当方←→家内:参照のみ
- 子供→当方及び家内:参照のみ
- 当方及び家内→子供:参照及び更新
という設定にしています。
さらに、クライアントがMacならば、これらのアカウント設定を、環境設定の「アカウント」から、簡単に追加できる機能が付いています。
なのでセットアップも大変楽。特に、家庭内情シスをされている皆様には大変な朗報ではないでしょうか。
難点を挙げるとすれば、
なお、このうちMDM機能については、別に記事を改めて書く予定です。
調理技術
ガジェット好きの中には、調理器具をそのフィールドにする人もそれなりにいるでしょう。達人の方々には及びませんが、私も調理系ガジェットを嗜むクチです。
ここでは、取り分けあって便利なもの3点について記述してみることにします。
いくつか、紹介してみましょう。
保温調理器
それが我が家に来たのは挙式後間もない頃、家内の同僚からの新婚祝いとして、でした。
この製品の強みは、何と言ってもまる1日目を離して煮込み続けても安心ということに尽きます。例えばこの間にお仕事とか家事とかできるわけですね。正しく非同期処理。
この非同期性を最大限に活かすのであれば、前日に材料を揃えて朝調理を始める、などするとよいでしょう。
鍋物やカレーの下拵えに威力を発揮します。
もう一つ長所を挙げると、洗う手間が普通の鍋と同じであることが挙げられます。
これが理由で、家内は、煮込み料理を作るとなれば、前日からこれを使ってじっくり煮込むことが多いです。
一方弱点は何か、というと、総調理時間の短縮にはつながらない、ということ。あくまで、煮込んでいる間火加減の調節などで手間を取られないから他のことができる、ということなのですね。
なので、例えば夕方にその日の夕食を考えて「そうだ、煮豚*1でも作るか」などと思った場合には対応できません。
そういった目的のためには別の調理器具があるわけです。
圧力鍋
一方私は、保温調理器よりもこちらを好んで使います。
圧力鍋の強みは、何と言っても、調理時間を一気に短縮できることです。
顕著な例で言えば、煮豚が挙げられるでしょう。
通常、これを美味しく作るには数時間を要するところですが、圧力鍋を用いれば、煮込み開始から数えれば45分、下味を漬け込む時間を30分取っても、1時間半以内には出来上がります。
またこの時期、鍋料理も増えます。夕方5時くらいに、「今日は寒いし、肉主体の鍋にしようかな」と思いついても、圧力鍋があれば夕飯が遅くなる心配はありません。鍋の下煮に使えば、すぐにホロホロの煮込み肉を準備できるでしょう。
概ね長所と短所は保温調理器と逆。つまり、総調理時間の短縮をもたらす一方、構造が複雑なため洗うのに手間が掛かる、ということが挙げられるでしょう。
さらに言えば、圧力鍋というのは構造上そこそこ重いため、女性には取り回しがしんどい道具かもしれません。
あとは、食材との相性があることが注意点でしょうか。高熱で煮崩れするタイプの野菜、あるいは高熱で固くなる、脂少なめの豚肉は不向きです。
ところで、我が家ではあまり揚げ物をしません。理由は単に油の始末が面倒だからです*2。
今年は、少し揚げ物でもしようかな、と思い、こちらを購入しました。
ティファール アクティフライ
コンベクションオーブン系の商品については、世の中には、オーブンレンジ型のもの、専用フライヤー(PHILIPSなど)などがありますね。
最後までPHILIPSのフライヤーと我が家でこれを選んだ理由は、以下のようなものでした。
- 炒め物や煮物への併用を謳っている
- 色が赤:PHILIPSのフライヤーに赤のラインナップがなかった
- 私がティファール好き
買って良かった点としては、まず第一に、肉の揚げ物は、確かに少ない油で調理できて美味しい、という点です。鳥モモ肉で唐揚げを作ったところ、一切油を使わなくても、肉の脂で十分に美味しい唐揚げができました。
また、タイマー式なので、放置していても問題ない、ということも長所に入るでしょう。油で揚げるとなると、常に目を光らせておかないといけませんから、それに比べるとかなり良いポイントなのではないでしょうか。
一方、この製品の短所としては、
- キャパシティ自体が少ない
- 時間が掛かる
- 揚げ物の場合、構造上の制約から、1個の大きさを小さめにしないとちゃんと揚がらない。豚カツで言えば一口カツサイズにする必要がある
- 調理中の騒音が大きい(恐らくコンベクションオーブン系製品共通の課題か)
といったところでしょうか。
このところ忙しく、じっくり使う暇が取れていないのですが、もう少し使い込みたいところです。