この記事は、「子供/保護者」×「オンラインコミュニケーション」Advent Calendarの12/17分の記事…のはずでした。
コミュニケーション手段はMessageとFacetime
我が家はAppleにロックインされているので、非同期コミュニケーションではMessage、同期的コミュニケーションではFacetimeを使います。
うちの子は、Messageの新機能を容赦なく使ってきます。実のところ、音声メッセージや手描きを送ることができるのは、子供からメッセージを受け取って初めて知りました。よくこういう機能を発見してくるものだ、と感心することしきりです。
子供のネットワーク利用制限
基本的に、子供がネットワークを使える環境は、家と親(当方)のテザリング状態に限っています。子供が使える端末は当方の先代iPhone*1としており、SIMはセットしていません。 これには、監視が容易になるというメリットもあります。うちの子はまだ小学校1年なので監視が必要、という認識が前提にあります。 また、この端末についてはSafariの使用すら許可していません。なお、制限の手法がどのようなものかについては、一昨年書きました。
オンラインゲームは禁止
オンラインゲームについては、禁止としています。iOSアプリで許可しているものはオンライン対戦がないものに限っていますし、Wii Uは導入していますがニンテンドーアカウントは作成していません。
この理由の主たるものは、出していい情報と出してはいけない情報の識別を、まだ教え切れていないことによるものです。 よく未成年のTwitterアカウントについて、全世界に開示されていることを知らず機微情報を出しているなどということが話題になります。当然自分の子には同じ轍を踏ませたくないわけです。
というわけで、今のところは「全面禁止」で対応しています。本人も積極的にやりたいとは言いませんし、親としても楽ですからね。
難しいのは制限解除
さて、禁止するのはテクノロジーのサポートもあって意外に簡単なものなのですが、問題は解禁することです。
例えば、オンラインでプライバシーを必要以上に曝さない、という原則を教えたとして、それを本人がどれくらい認識しているか、というのを確認するのは案外難しいことであるように思います。しかし、それをせずにいきなり自由にさせる、というのは、ハイエナの群れに生後すぐのガゼルを投げ込むようなもので、確実に餌食にされてしまうわけです。
一方で解禁しない選択肢が現実的にあるわけではありません。この社会のオンライン化というのは、進むことはあれ後退することは現時点では考えにくいわけですから。
というわけで、いつからネットをある程度好きに使わせたか、とか、どういうことを教え込んだか、とか、もう少し上の年齢のお子さんをお持ちの親御さんで、知見のある方いらっしゃいませんかね、と投げっぱなしにして筆を置くことにします。
*1:現在はiPhone6